有機JASについて
自然の力を生かした健康食品をお届けするために、生育環境と有機栽培にこだわって生まれた本物の味。
世羅町にあるこだま試験農場は、「有機JAS」の認証を受けています。
有機の定義
農林水産省では平成11年JAS法改正により、有機農産物やその加工品に関する日本農林規格が制定され、表示の最適化が図られました。登録認証機関が以下のような厳しい審査・実施検査を行い、適切と判断された場合に有機事業者として認証証が交付されます。
有機農産物
◎種まき又は植え付け前2年以上、禁止された農薬や化学肥料を使用していない田畑で栽培する。
◎栽培期間中も有機栽培基準以外の農薬、化学肥料は使用しない。
◎遺伝子組み換え技術を使用しない。
有機加工食品
◎科学的に合成された食品添加物や薬剤の使用は極力避ける。
◎原材料は、水と食塩を除いて95%が有機食品である。
◎薬剤により汚染されないよう、管理された工場で製造を行うこと。
◎遺伝子組み換え技術を使用しない。
これに認証された事業者のみ「有機JASマーク」や「有機」「オーガニック」の文字表示が可能となります。
こだま有機いきいき農場(農業生産法人こだま試験農場)では、有機と認証された20ヘクタールの農地と乾燥野菜工場を持っています。
世羅高原の粘土質は根ものにたいへん向いており、草取りを繰り返しながら約半年間大切に育てます。
有機農場に隣接する自社工場の朝礼では、毎朝有機野菜の生育状況の報告や対処法の確認をします。その後、農場に移動して、手作業中心の作業が終日進みます。
自然の力を引き出す、有機認証の自社農場
「こだま有機いきいき農場」がある高原は朝晩の寒暖の差が激しく、野菜の栽培に適した土地。おいしい有機野菜の栽培はここで土づくりから始めます。有機栽培と
は2年以上農薬を一切使っていない土地を耕し、化学肥料を全く使わない栽培方法です。除草剤も使わないため、雑草がどんどん生え、それを人の手で丁寧に取
り除いていくのです。
使用した肥料や機械・資材・作業の工程を全て記録し、年1回の審査を受けます。この厳しい審査に合格して初めて「有機JAS」認証を受けることができます。
この工程を経て収穫された野菜は、新鮮なまま自社工場に運ばれ、鮮度や風味が落ちる前に加工されます。自社の一元管理だからこそ、最良の時期を見極めて収穫~加工が出来るのです。
有機農場の厳しい審査は周辺にも及び、近隣の農場が有機でない場合、緩衝林をしっかりと設け、また水流の経路も有機農場に影響がないようにチェックされます。